医師と患者が診察室で話す様子

白内障の日帰り手術

検査から術後の診察まで、同じ院内で。

正面を向いて微笑む院長の藤瀬慧一

白内障の手術を検討する時期

白内障の手術は、濁りの程度そのものよりも、日常生活でどれくらい困っているかで時期を決めます。

車の運転で対向車のライトがまぶしい、新聞や値札の文字が読みにくい、階段の段差が見えにくい、視力検査で0.7を下回って運転免許の更新に不安がある。
こうした支障が出てきた段階が、手術を考えるひとつの目安です。

一方で、視力が下がっていても生活に不便がなければ、目薬で進行を遅らせながら経過を見ることも選択肢です。
当院では「いつ手術するか」を含めてご相談のうえ決めていただきます。

目の図を指し示しながら説明する医師の手元

手術の内容

濁った水晶体を超音波で細かく砕いて取り除き、代わりに眼内レンズを入れる手術です。
角膜の縁に2〜3mm程度の切開を作って行うため、縫合が不要な場合がほとんどです。

手術時間は片眼10〜20分程度。
麻酔は点眼と、必要に応じて目の周囲への注射で行い、意識のある状態で受けていただきます。
手術中に痛みを感じることは通常ありませんが、光をまぶしく感じたり、水が流れる感覚があったりします。

入院は不要で、手術当日にご帰宅いただけます。
当院では火曜・金曜の午後を手術日としています。

手術までの流れ

  1. 診察・手術のご相談

    白内障の程度と、生活での困りごとを確認します。

  2. 術前検査(手術の2〜4週間前)

    眼軸長測定、角膜内皮細胞の確認、OCT、血液検査など。
    眼内レンズの度数を決定します。

  3. 手術日の決定と説明

    手術の内容、当日の流れ、費用、起こりうる合併症について文書でご説明します。
    ご家族もご一緒にお聞きいただけます。

  4. 手術前日〜当日

    指定の目薬を開始していただきます。
    当日は付き添いの方とご来院ください。

  5. 手術

    ご来院から会計まで、2〜3時間程度をみておいてください。

  6. 術後

    翌日、3日後、1週間後、1か月後を目安に診察します。
    火曜手術の翌日水曜は術後診察の予約枠で対応し、時刻は手術前にお伝えします。
    目薬は約3か月続けていただきます。

検査室の光干渉断層計

両眼の手術が必要な場合は、片眼ずつ、1〜2週間の間隔をあけて行います。

眼内レンズの選択肢

単焦点眼内レンズ(保険診療)

ピントの合う距離をひとつ選んで入れるレンズです。
遠くに合わせれば運転や外出が楽になり、手元は老眼鏡を使います。
手元に合わせれば読書や手芸が楽になり、遠方はメガネで補います。
健康保険が適用されます。

多焦点眼内レンズ(選定療養)

遠くと近くなど複数の距離にピントが合うよう設計されたレンズです。
メガネを使う場面を減らすことを目的としています。

多焦点眼内レンズを用いた手術は選定療養の対象で、手術そのものと術後の診察は健康保険が適用され、レンズの差額と一部の追加検査が自己負担となります。
差額はレンズの種類によって異なります。

どちらが適しているかは、目の状態(角膜の乱視、網膜や視神経の状態)と、ふだんの生活で何を見る時間が長いかによって変わります。
多焦点レンズは全ての方に適するわけではなく、目の状態によってはお勧めできない場合があります。

費用の目安

単焦点眼内レンズを用いた手術(健康保険適用・片眼)

3割負担の方
45,000円前後
2割負担の方
30,000円前後
1割負担の方
15,000円前後

上記は手術当日の窓口負担の目安です。
術前検査、術後の診察、点眼薬の費用は別途かかります。
使用する薬剤や術式によって変動します。

多焦点眼内レンズを用いた手術(選定療養)

手術・診察は健康保険が適用され、レンズの差額と一部の追加検査が全額自己負担となります。
差額はレンズの種類により異なるため、術前のご相談時に金額を書面でご提示します。
自由診療にあたる部分については、高額療養費制度の対象外です。

高額療養費制度

同じ月の医療費の自己負担が一定額を超えた場合、超過分が払い戻される制度があります。
両眼の手術を同じ月に行うか、月をまたぐかで負担額が変わることがあります。
ご加入の保険者にご確認ください。
手続きについては受付でもご案内します。

主なリスク・合併症について

白内障手術は広く行われている手術ですが、どなたにも合併症の可能性があります。

術中・術後に起こりうるもの:眼内炎(細菌感染)、後嚢破損、駆逐性出血、角膜のむくみ、眼圧の上昇、網膜剥離、黄斑のむくみなど。
頻度は高くありませんが、視力に影響が残る可能性のあるものが含まれます。

術後しばらくして起こりうるもの:後発白内障(眼内レンズの後ろの膜が濁る状態)。
数か月〜数年後に見えにくくなることがあり、その場合はYAGレーザーで処置します。
当院で対応可能です。

多焦点眼内レンズ特有のもの:夜間に光の周囲がにじむ・輪が見える(ハロー・グレア)、コントラストの低下、見え方に慣れるまで時間がかかる場合があります。
慣れない場合でもレンズの入れ替えは容易ではありません。

主なリスク・合併症について(補足1)

手術前の説明で、ご自身の目の状態に即したリスクを個別にご説明します。
ご不明な点は遠慮なくお尋ねください。

保護用の眼帯をして自宅で過ごす方

術後の生活について

手術当日:眼帯をして帰宅いただきます。
洗顔・洗髪は控えてください。
目をこすらないよう、就寝時は保護用の眼帯を使用します。

翌日〜1週間:診察で眼帯を外します。
テレビ・読書は可能です。
洗顔は首から下のみ、洗髪は美容院などで顔を上向きにして行ってください。

1週間〜1か月:通常の洗顔・洗髪が可能になります。
軽い運動は再開できますが、プール、温泉、ほこりの多い場所での作業はお控えください。

運転:術後の見え方が安定し、診察で許可が出てからとしてください。
個人差がありますが、1週間程度が目安です。

メガネ:見え方が安定する術後1〜2か月ごろに、新しい度数で作り直すことをお勧めします。

ACCESS

アクセス・診療時間

みなも市陽和台3-12-7 陽和台メディカルモール2F

陽和台駅 北口から徒歩3分
エレベーターで2階へ。

042-000-1187

モール共用駐車場をご利用いただけます。

診療時間と休診日

午前
9:00〜12:30
午後
15:00〜18:00

受付は終了30分前まで
水曜・土曜午後・日曜・祝日休診
火曜・金曜午後は手術のみ

火曜手術の翌日診察は、水曜に個別予約で対応します。

ガラス入口とエレベーター、階段